こんにちは(^^)

築年数10年を大まかな目安としてお住まいの塗装工事を考えている方が多くいると思いますが、そこでサイディングボードの継ぎ目(コーキング)が劣化具合や適切な材料選定について解説していきます。

⑴サイディングボードとコーキング劣化のタイムラグ

窯業系サイディングボードは近年メーカーで品質の良い物が多く出始めており、光触媒やフッ素樹脂等を塗装を施してある物ありサイディングボード自体はとても延命になりました。しかしながらボードとボードのジョイント部(コーキング)はサイディングボードより劣化速度が早いのが現状です。

サイディングボードが痛む原因の多くがコーキング劣化から始まりボードの反りなどを誘発させ、ボードの内側や側面から腐食が始まることが多い傾向にあります。

サイディングボードのご自宅を所有の方にボードの劣化より、コーキングの劣化具合をチェックする事オススメ致します。

コーキングの劣化写真

写真の様に亀裂が入り始めたり、ボードから裂けていたらコーキング本来の性能は果たせていなくて建物の伸縮や膨張に追従する事が出来なくなっています。サイディングボードよりコーキングの劣化を目処に塗装工事を検討する事も一つの目安となります。

一度ご自身の目で確認出来るので参考にしてみてください。

⑵適切なコーキング材を使わないと塗装後に色々な弊害がある。

よく見積書でコーキングは打ち替えです。との明記はされているのはよく聞きますが、どこのメーカーでどの様なコーキング材を使用するのかアバウトになっている事が非常に多いように感じます。

コーキング材といっても種類は沢山あります。

ポリサルファイド、変性シリコン、ウレタン等建物に適切なコーキング選定も非常に重要だと考えます。

弊社では変性シリコンを使用しておりますが、その中でもノンブリードタイプを使用しております。

ノンブリードとは・・・

ブリード(汚染)を指します。コーキングには可塑剤(コーキングを柔軟にする成分)が含まれていてそれを汚染させないタイプの事を指します。

ノンブリードタイプのコーキングを使用しないとどの様になるか気になりますよね??とても悲惨な状態ですので覚悟してみてください。こちらがブリード現象を起こしてしまっている外壁です。

ブリード現象写真

早ければ塗装後2〜3年でこの様な現象が発生する可能性があります。意識してご近所見てみると意外に多くあると思います。工事の際はこの点もよく担当者に確認した方がいい思います。

⑶低モジュラス性のコーキングがオススメな理由

まずモジュラスとは何なのか分からないと思いますのでそこの説明から始めたいと思います。

モジュラスとは・・・弾性体に一定の歪みを加えた時に元の形に戻ろうとする力(原型に戻ろうと抵抗する力)の事を指します。

戸建て住宅などは揺れや膨張などがRC構造等の建物より多いのでモジュラス性が低いコーキング材が適切です。モジュラス性が低いと柔らかく、揺れ等に追従してくれるメリットがあります。

一つだけ弱点が有るとすればコーキング材を打ち直しその上に塗装工事で塗膜が覆い被さりますが、どうしても塗膜がコーキングの伸縮に対応出来ずに割れが見受けられますが、品質には問題ありません。その対応策としてコーキング材を外壁塗料色に1番近い色を選択して当社では対応させて頂いております。

コーキング材だけでも色々な物があり、適切な材料選定が長持ちをさせると思います。

横浜市、川崎市、町田市で外壁塗装の事ならエーデザイン株式会社へお任せください。