こんにちは😃

最近徐々に塗り替えサイクルに出始めてる難付着サイディングボードです。

①サイディングボードとはまず何なのか

サイディングとは外壁材に用いる仕上げ用パネルです。

↑↑↑一般的なサイディング写真

サイディングには大きく分けて4つの種類があります。⑴窯業系サイディング

⑵金属系サイディング

⑶木質系サイディング

⑷樹脂系サイディング

今回お話しする事は新築時にメーカーからサイディング表面にコーティングが施されているサイディングボードの塗装工事の注意点をお話しします。☺️

メーカーからサイディング表面に無機塗装、光触媒、フッ素等でコーティングしてあるサイディングがあります。知らないで通常通りの塗装を施すと数年若しくは数ヶ月で元々の塗装と塗り替えた塗装との密着が悪く、剥がれる事案が発生してしまいます。

対策①

お施主様に新築時の仕様書を確認し、メーカーに直接問い合わせを行う。(厚み等でも使用材料が違う為細心の注意必須)

対策②

まず10年以上経っていてチョーキングが一切見当たらない、サイディング自体に反りや劣化が見受けられない等目視での判断。(知識のある専門業者による調査)

当社ではまずサイディングの劣化具合等をみてから仕様書と照らし合わせてメーカーに確認を取ります。

その後、通常通りの仕様では怪しいと判断した場合、剥離テストを行います。

強溶剤にて剥離がすぐに見受らられた場合は通常通りの塗装使用で施工可能です。逆に剥離が起こらなければ難付着サイディングの可能性があります。

最近お問い合わせ頂いたお客様でサイディングの石目調をそのまま活かしたクリヤー塗装をご希望のお客様がいらっしゃいました。

サイディングクリヤーも難付着サイディングに対応した塗料はキクスイ化学のロイヤルセラクリヤーがあります。日本ペイントさんのUVプロテクトは非対応です。

また塗り潰しで塗装する際も下塗り材に強溶剤系シーラーを用いて施工しなければいけません。代表的な物として日本ペイントのファインパーフェクトシーラーがあります。無機、有機共に対応したハイブリッド系シーラーです。

施工前にこの判断が出来る業者様がまだまだ少ないのが現状です。😣

しっかりと現場調査を行い、適切な塗料選定をしてくれる業者を選ぶのが必須です。🙂

適正な塗装を行わないと女性が顔にパックをした様な症状が外壁で起こりうる可能性があるという事。塗装工事で失敗しない為にも専門知識のある業者さんに巡り合う事を切に願っております。(^^)

明日は着工現場の養生作業ですが、塗装工事で仕上がりに大きく左右される工程です。寒さに負けず作業進めて参ります(^^)